日章陸運ブログ
ブログ
コンテナ不足なぜ?
2024-12-20
こんにちは
今回は世界でコンテナ不足という記事を見つけたのでシェアしていきたいと思います!
国際物流において「世界的なコンテナ不足」と「コンテナ運賃の急騰による海上輸送費の高騰」が、2022年の後半になっても、今なお続いています。
なぜ世界的なコンテナ不足が起こっているのか?
色々調べたのですが、簡潔に、、、
2018年からの米中貿易摩擦や2019年12月からの新型コロナ感染拡大による先行きの懸念によって、世界のコンテナ生産量の9割以上を占める中国におけるコンテナ製造量が減少。その後、いち早くコロナ禍よりV字回復を果たした中国の輸出と、欧米各国の巣ごもり消費の増加によって、世界的に輸送量が増大。
しかし従来のコンテナ不足もあいまってコンテナの回転率が著しく低下。さらにコロナ禍によって荷役作業が滞り港湾機能も大混乱に陥りました。その結果、北米航路の中でも特に北米西海岸の港湾が大混雑となりコンテナ船の運航遅延も各港湾で発生。
しかし従来のコンテナ不足もあいまってコンテナの回転率が著しく低下。さらにコロナ禍によって荷役作業が滞り港湾機能も大混乱に陥りました。その結果、北米航路の中でも特に北米西海岸の港湾が大混雑となりコンテナ船の運航遅延も各港湾で発生。
これが原因のようです。
2022年1月には、大手ファストフードチェーン店のマクドナルドでポテトがSサイズのみの販売となるニュースがありました。
マクドナルドは北米から原材料を輸入していましたが、コロナ禍での世界的な物流網の混乱、また北米での貨物の滞留等の影響で、輸入遅延が発生したことが原因でした。
マクドナルドは北米から原材料を輸入していましたが、コロナ禍での世界的な物流網の混乱、また北米での貨物の滞留等の影響で、輸入遅延が発生したことが原因でした。
北米でのコンテナ滞船はこれ以降減少し、改善の兆しがみられましたが、中国上海でのロックダウンやロシアのウクライナ侵攻により、コンテナ輸送の需要ひっ迫にさらなる負荷をかけることとなりました。
以上のことから国土交通省もその解消に向けて対策をしています!
国土交通省の取り組み
国土交通省は、2020年2月に海運会社や荷主に対して協力要請を行なっています。協力要請文章の概要は次のとおりです。
<荷主および船社以外の物流事業者>
● 実入りの輸入コンテナの早期引取・空コンテナの早期返却
● 実入りの輸出リーファーコンテナのカット日搬入
● フリータイム(無料保管期間)、デマレージ(超過保管料)及びディテンション(返却延滞料)の適切な運用
● 実際の予定を上回る過剰な予約(ブッキング)や直前のキャンセルの自粛
● 国際海上コンテナ輸送の利用にあたっての日程上の余裕や経路上の柔軟性のある計画
<外航コンテナ船社>
● 国際海上コンテナ輸送力の増強及び空コンテナの確保のための努力(臨時船の運航、日本発着貨物へのスペースの割当の確保、コンテナの新規調達の増加の検討など)
● 国際海上コンテナのフリータイム、デマレージ、ディテンション及びカット日の適切な運用
国土交通省は、2020年2月に海運会社や荷主に対して協力要請を行なっています。協力要請文章の概要は次のとおりです。
<荷主および船社以外の物流事業者>
● 実入りの輸入コンテナの早期引取・空コンテナの早期返却
● 実入りの輸出リーファーコンテナのカット日搬入
● フリータイム(無料保管期間)、デマレージ(超過保管料)及びディテンション(返却延滞料)の適切な運用
● 実際の予定を上回る過剰な予約(ブッキング)や直前のキャンセルの自粛
● 国際海上コンテナ輸送の利用にあたっての日程上の余裕や経路上の柔軟性のある計画
<外航コンテナ船社>
● 国際海上コンテナ輸送力の増強及び空コンテナの確保のための努力(臨時船の運航、日本発着貨物へのスペースの割当の確保、コンテナの新規調達の増加の検討など)
● 国際海上コンテナのフリータイム、デマレージ、ディテンション及びカット日の適切な運用
現状海上運賃では、コロナ前を1とすると、ドライコンテナが北米からだと3倍、ヨーロッパからだと2.5〜3倍ほど値上がりしています。
リーファーコンテナは数に限りがある上に需要が高まっているため、3〜4倍くらいまで値上がりしているところもあるほどです。
日本は四方を海に囲まれ、食糧自給率も著しく低い割に対策があまり考えられていないのが現状です。。
アフターコロナ後はコンテナ不足はだいぶ改善されましたが今後も情勢でまた不足は考えられるので色々対策を考えていかないといけませんね
国際物流の変化は自分たちの身近なことにも影響を与えるので常に時々国際物流の情報をチェックしていくといいかもしれませんね!